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2011年12月08日

日誌20111207

「矛盾」とは、誰もが知っている故事成語である。
ベトナム戦争において政治的背景から事実上の敗北を喫した米国は、後の湾岸戦争においてハイテク兵器により勝利を手にした。
この戦場のハイテク化は、先の「近代兵器の実験場」と評されるイギリス対アルゼンチン間で生じたフォークランド紛争からの加速度的な潮流の中の出来事である。
勝利とハイテクは、二十世紀末以降の軍事の基礎で有り、2011年の現代において、ますます加速を増している。
さて、小火器の分野において第二次世界大戦以降、サブマシンガン(SMG)が姿を消していった背景には、アサルトライフルの普及という明確な背景がある。
このアサルトライフルにおいても、この15年程度の間に多彩なオプションの装着を可能にするなどの進化が進み続けている。
昨今の兵器・装備の情報をみる限り、実験的な技術迄含めると、ちょっとしたSFレベルにまでハイテク化は進んでいる。
勝利を得るために、勝者たらん側は常に、敵の盾を突き抜く鋭い矛を手に入れなければならない。これを我々は進歩と言うならば、我々人類は、なんと哀れな存在だろうなと
、いつも思います。
しかし、もっと哀れなのは、それが分かっていても、敵対するどの勢力・陣営よりも自身の勢力・陣営のやはり「勝利や優越」を本能的に求める事かもしれません。
これを無視して平和だの、武器放棄だの叫ぶ夢想家よりは、幾ばくかマシですがねw





Posted by 丸太の豚  at 07:44 │Comments(0)

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